新人看護師の中には、「どうしてこんなに毎日指導されるのだろうか?」と不満を持っている方もいると思います。「看護師長は本当に意地悪だなぁ」と思ってしまう人もいるでしょう。「指摘されて嫌だな」と思ったり、腹を立てて素直に看護師長の指導を受け止められていない人はいませんか。しかし、指導されているということは、それだけ期待されているということです。指導されなくなると「これで一人前」と感じる方もいると思いますが、中には「指導しても意味がない」と諦められてしまっている可能性だってあるんですよ。特に、新人看護師にも関わらず指導されなくなってしまった方は、注意した方が良いでしょう。指導を受けるということは、それだけ「ここを改善してほしい」という前向きな思いがあるからこそ、指導しているということです。
看護師長も、指導をする際には様々な葛藤があります。例えば、「この指導方法で良いのだろうか?」と悩んでいる方もいれば、「自分の仕事もあるから、ついつい指導の際にイライラしてしまいキツイいい方になってしまう」と自分の言い方に悩んでいる人もいます。中には、「どうしてこの新人看護師は何度言っても同じミスを繰り返すのだろう?」と悩んでいる方もいます。同じミスを行う看護師の場合には、「もう、指導する気すら起こらなくなってきた」と投げやりになってしまうことだってあります。指導をするというのはエネルギーもいるものですから、こういった悩みを知ると「もっと頑張らなければ」と思ってくれる人も多いのではないでしょうか。